あの名監督の映画作品が別切り口でアニメに。「SAMURAI7」

黒沢明監督の代表作の一つ、名作としても名高い「七人の侍」のタイトルは、若い人でも耳にしたことはあるんではないでしょうか。
時は戦国。戦によって仕える主君を失い野武士(農民たちの呼び名としては野伏せり)と化した侍たちに狙われた農村の住民たちが、侍を雇い入れて迎え撃つことを思い立つところから始まる物語です。
「SAMURAI7」も同じく、収穫時期を狙う野伏せりから村を守るべく、侍たちを探しに行くところから始まります。
ただしこの世界、ただ映画を焼き直しただけのものではありません。なぜなら出てくるのは……!?

コンクリートの街、機械の体を持つサムライ!?

驚く人は第1話冒頭でまず目を剥くことでしょう。
そこに映し出されているのはのどかな田園風景。しかし突如大きな影を作り出し、空から落ちてくるのは巨大な機械!
さらに一瞬の画面切り替えの後でてくるのは、ロボットアニメと見まがう空中戦艦と、巨大ロボット。
そこに至って、「SAMURAI7」のロゴマークが表示されます。
空を覆い尽くすほどおびただしい数のロボットが、二陣に分かれて戦闘を行っている描写が入ります。
視聴者置いてけぼり感がものすごいですが、やがて現れる一人の男。なんと自分の数倍の大きさがある巨大ロボットを、刀一本でなぎ倒していきます。
そうです、この作品に出てくるサムライには二種類。強さを求め、自らを機械化した「機械のサムライ」と、生身のままそれに対抗する実力を備えている「サムライ」です。
農村を襲う「ノブセリ」は機械化し、巨大な体を持っています。どうあっても普通の農民では太刀打ちできないという状況を演出しているわけです。
そして機械化されたサムライ、コンクリートで覆われた都会。
これだけ変えられている世界観です。もちろん、ストーリーも映画をなぞるだけで終わるわけはありません。

水分り(みくまり)の巫女、キララの恋心と恋愛要素

映画にない要素として、美少女キャラクターというまったく別のファクターが入ります。
ノブセリに襲われる村、「カンナ村」からサムライ探しのために都会に出る、特殊な能力を持つ水分り(みくまり)の巫女、キララ。
カンベエに恋心を抱く彼女は、その美しさと芯の強さから若いサムライ、カツシロウや虹雅渓(こうがきょう)の主の息子、ウキョウなどに想いを寄せられます。
それによって映画の物語からは確実な一線が引かれ、まったく違うストーリーに分岐しながら魅力あふれる物語に変わっています。
キララのほか、オリジナルキャラクターも多数投下されているので物語に幅が出て、世界観に深みが出ているのも魅力です。
さらに映画で描かれたシーン以降もオリジナル設定の説明や伏線回収なども行われているので、映画を好きな人でも最後まで飽きることなく楽しめる作品だと思います。

いかがでしょうか「SAMURAI7」。SFの雰囲気も濃い上に戦闘描写も突拍子もなく荒唐無稽とも思えつつも爽快に熱く、楽しく見ることのできるアニメです。
大人の男性、またはロボットアニメ好きな人に受ける作風とも思いますので、該当の人は是非一度見てみてください。

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