カネキの運命は変わらない?「東京喰種√A」で描かれたモノ

異色なタイトルに物議をかもした「東京喰種√A」が先日、その幕を下ろしました。
放送以前に書かせて頂いた予測記事の内容と照らし合わせる形で振り返りつつ、今回の物語の個人的な感想などを書かせて頂こうと思います。

原作とは違う世界線での物語

「東京喰種√A」のタイトルが発表された時点で様々な憶測が飛び交っていましたが、やはり原作の世界ではあり得なかったもう一つのルートが示される展開となりました。
原作ではアオギリ本拠地から脱出後はバンジョー、月山、ヒナミらを伴った反アオギリ集団として行動を起こしていましたが、この√Aでは逆に「大切な人たちを守る力を既存の組織から得る」としてアオギリに所属することとなりました。
そのため原作で登場した場所や天界が大幅に変更されることとなり、原作で明かされたリゼの状況などが明かされないままとなっています。
しかし注目したいのは、場所や時間、関係するキャラクターが違えども、各キャラクターの運命は大筋同じ所へ行きついたということです。
ライトノベル作家である西尾維新先生の作品を愛読している人は、「時間収斂(バックノズル)」という言葉が脳裏に浮かんだのではないでしょうか?
起きると決まっている事象は些細な差異はあれど必ず違う場所、違う時間で絶対に起こり、それを避けることはできないという架空の理論です。ですが今回の「東京喰種√A」はそれを思わせる展開となりました。
カネキがどう動こうとも傷つく人間は必ず傷つき、儚くなる存在はその通りとなる展開。それは、どうあっても「カネキの物語は悲劇である」と原作既読の視聴者に印象付けるものでした。

キービジュアルの「あの布」の中は……

キービジュアルがそのまま本編に出ることは稀有ですが、今回は最終回でそれが明かされました。
布で覆った彼を腕に抱き、燃え落ちようとするあんていくの階段を下りてくるカネキを目にして息を飲んだ人も多いのではないでしょうか?
腕に筋が入っていることから男性キャラクターではないかと予測していた人、さすがだと思いました。ですが個人的に、彼があぁなってしまったのはものすごく辛かったです。
けれど原作で描かれることのなかった彼と「金木」の会話シーンは、確実に救いの一手であったように描写されていたと思います。
キービジュアル時点で描かれていた大量の花は、やはり彼を抱いて歩くカネキの歩む道を見るに大勢の死の表現だったようですが、傷つき倒れたCCG職員達は彼を抱いて作戦本部へ歩くカネキを見守りながらどんな思いだったのでしょうか。

最後はカネキの身はCCGに確保され、あんていくを失ったトーカは喫茶店「:re」を営む。原作「東京喰種」から「東京喰種:re」にいたる展開と同じではありますが、最大の差異は「カネキが意識を失わず、自らの意思でCCGに赴いた」点にあります。
仮に第3期アニメ化があるとして、「東京喰種:re」の展開も原作からは少々設定の違うものになりそうです。
OVA化、舞台化も発表され、ますます広がりを見せつつある「東京喰種」。テレビ放送は一旦終了となりますが、今後も目が離せそうにありませんね。

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