ケイタイ小説からジャンプ作品に!侮れない「カラダ探し」の面白さ

ケイタイ小説というとどんなイメージをお持ちでしょうか。
少し前までなら高校生たちの複雑な恋路、恋人の死、望まぬ妊娠や暴力などといったテーマが多くヒット作を生み出し、書籍化、ドラマ化もなされていたのを覚えている方もいることと思います。
しかしそのケイタイ小説ブームもかなり沈静した今になって異例の話題作となり、「ケータイ小説文庫ブラックレーベル」からの書籍化のみならず、週刊少年ジャンプの無料アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」でコミカライズ連載されている作品があります。
それが今回ご紹介する、「カラダ探し」です。

学校に行くのが怖くなるホラー作品

この「カラダ探し」、恋愛モノが主流という認識をされがちなケイタイ小説の中にあって、ホラー作品として話題となりました。
主人公たちは高校生という設定で、舞台は学生のホラーものとして王道の「学校」となっています。
学校が舞台のホラー作品というと有名なところで「コープスパーティー」や「学校の怪談」が挙げられると思います。
ですがこの作品のホラー要素は「脱出ができない場所で死が間近に存在する」ことや「怪談に遭遇する」といったものに加え、「解決するまで何度でも繰り返される」ところにあります。
この「繰り返し」とは「経験した同じ日」(作中では「昨日」)が繰り返されることに加え、「自らの死」すらも含まれます。
しかも「夜の学校」で経験した死は、痛々しいアザと顔をしかめるような痛みを伴って引き継がれていくのです。
初めてこの夜の学校での死を経験した主人公たちは、「昨日」の朝、学校の玄関へ入るのを戸惑うほどでした。
そしてこの怖さは、読者までもが学校で一人になるのを厭い、背後を気にするほどの臨場感をもたらしていきます。

あらすじをご紹介

主人公の明日香をはじめとした6人は、ある日の昼休み、友人の遥に「カラダを探して」と頼まれます。
この「カラダ探し」とは、明日香の通う学校に伝わる怪談話「赤い人」に付随するものでした。
その怪談とは、
「放課後に一人でいると、【赤い人】に会ってしまう」
「【赤い人】を見たら校門を出るまで振り返ってはいけない」
「もし振り返ったら体を八つに裂かれて、校舎の中にバラバラに隠されてしまう」
というものです。
最初は不気味に思いながらも気にしないように努めていた明日香たちでしたが、深夜12時になると同時に、学校の玄関前へと転送されてしまいます。
着ていた服も制服へと変わり、混乱する中、「夜の学校」の玄関は開かれます。
「【赤い人】の出現場所を知らせる校内放送」、そしてペタペタという足音と不気味な歌とともに現れる「赤い人」。
赤い人を見てから振り返ると即死、赤い人にしがみつかれて歌が終わればそれもまた死。
八つに裂かれた遥のカラダを探し、棺に納め終わるまで続いていく恐怖の「一夜」。
果たして「赤い人」とはなんなのか、校内放送は誰が、なんのために行っているのか。
繰り返される恐怖と探れば探るほど深まっていく謎に、恐怖を感じながらも思わず食い入って読んでしまうことでしょう。

現在少年ジャンプ+で連載されているのは第一夜。ですが第二夜、第三夜なども書籍として刊行、またはWEB上で無料公開されています。
コミカライズされた「視覚からの恐怖」も直接的で恐ろしいものですが、作中に散りばめられた謎やキャラクターたちの行く末が気になる人は、こちらをチェックするのもいいかもしれません。
コミカライズ版とはまた違う、簡潔な文章だからこそ感じられる恐怖。あなたはどちらがお好みですか?

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