デュエルマスターズ人気の一つ、対照的なライバル達

前回もご紹介したこの「デュエルマスターズ」ですが、実はこの作品、男児人気やカードゲーマー達の人気だけでなく、隠れたお姉さん人気もあるのです。
「ホビー作品なのに?」と思う人もいらっしゃるかと思いますが、ホビー作品だからこその真っ正直な熱さや友情の描写に胸を打たれるお姉さんたちは意外と多いのです。
今回はそんなお姉さんたちの胸を打ちぬいた、個性的かつ対照的なライバルたちをご紹介します。

白と黒、聖と邪

他のホビー作品でも多く見られますが、多くのキャラクターはその個性によって「色分け」がなされています。
特にこの「デュエルマスターズ」の場合、カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」および「デュエルマスターズ」で各キャラが使用するメインデッキの色で分かれているともいえます。
その中でもより顕著に、主人公である切札勝舞の宿敵、終生のライバルとして描かれているキャラクターがいます。
光文明使いであり、作品中盤から心優しい聖者然として描かれることになった正統派王子様系キャラクター、白凰。
そして闇文明使いの通称「黒い死神」、残酷、冷徹でありながら悲哀を感じさせるハードボイルドなキャラクター、黒城凶死郎。
メインデッキの色もさることながら、その性質も対照的に描かれた二人。
主人公である勝舞以上に子ども達にも人気があるこの二人、ではなぜこんなにも人気があるのでしょうか。

ただ強いだけではない「キャラクターの深み」

この二人の人気の秘密は、やはり前回ご紹介した時も記述した「物語の重さ」に関係があるかと思います。
主人公のライバルキャラクターですから、当然作中ではとても強いんです。
特に黒城凶死郎はその出番がことごとく編集部からのテコ入れによって削除されてしまったキャラクターではありますが、それがかえって幸運だったのか作中唯一「主人公に負け越したことのない強敵」として認識されているほど。
あまりの人気に、黒城に至っては雑誌「デュエルマスターズ・ニューフロンティア」では「デュエルマスターズBC」というスピンオフまで掲載されたほど。
しかし強いだけで人気が得られるほど、ホビー作品の読者は甘くありません。

この作品、コロコロコミック連載作品とは思えないほどゴロゴロ人が死にます。
そして両親と両足を亡くした少女や、カースト最下層の少年などもサラッと出てきます。

そんな中、白凰は母を殺され、冷徹であるべしと教育され、ようやく本来の優しい人柄に戻れたかと思えば記憶を奪われて幼児退行し、さらには誘拐されてまったく人格の違う凶悪な敵として登場。
そして黒城は当初凶悪なキャラクターとして登場しますが、続編「デュエルマスターズFE」で紹介された幼少期ではスペインでストリートチルドレンとして生きていたところを拾われはしたものの、信頼していた祖父代わりの人間によって家族は皆殺しにされ、それ以来心を殺して生きていくと誓っていたという重々しさ。

大人だからこそ、「コロコロでそんな重い話にしていいの!?」と思ってしまいます。
けれどこういったキャラクターの「一筋縄では理解や想像の追いつかない深み」こそが子ども達の心やお姉さん達の心を惹きつけているのもまた事実と思います。
その他にもまだまだ重い過去を背負うキャラクターや、薄暗さを感じさせるキャラクターはたくさんいますが、やはり人気はそういったキャラクターに集まっている様子。
カッコよくて強いだけではないライバルの魅力を楽しめる作品です。
男の子なら手に汗を握って大興奮するスリル、そして「重い問題に向き合った」と思うことができる深さを楽しめるはずです。
そういった楽しみかたを最近していないなーと思う人は、是非一度読んでみてください。

関連記事

お気に入りの漫画のイッキ読み

不要な漫画の高額買取

2015新作アニメ

Twitter

Facebook

リンク集

最近の投稿