メイド・黒髪・ぱっつんの魅力が詰まった漫画『シャーリー』 

今回紹介する作品は『シャーリー』。漫画家・森薫が漫画家デビュー前から個人的に執筆していた1900年代のイギリスを舞台にした作品です。
商業漫画という枠に捉われていないせいか、作者の溢れんばかりのフェチシズムが伝わってくる作品となっています。

天涯孤独?作品について

物語の主人公であるシャーリー・メディスン(13歳)は、カフェを営む美しい女性ベネット・クランリー(28歳)が出した住み込みのメイド募集の広告を見て彼女のもとを訪れます。作中で多くは語られませんが、シャーリーは天涯孤独の身。

「この娘、ウチで雇わなかったら他に行くアテあるのかしら…?」という不安の後押しもあり、ベネットはシャーリーをメイドとして雇います。これがベネットの幸運。シャーリーは年の割にとてもしっかりしていて、家事もできて、作るご飯もとてもおいしい。
あと、一挙一動がものすごく可愛い!(これは読者視点ですが)

たまに失敗もしますが、そこはやっぱり13歳の少女。
時に涙を滲ませながら日々を過ごしていく中で、はじめは口数も少なく表情もあまり変わらなかった彼女がだんだんベネットに心を開き、笑顔が多く見られるようになっていきます。

主人公シャーリー・メディスンがとにかく可愛い

この作品、言ってしまえば”メイドとその主人の平々凡々な日々を淡々と描いているだけの漫画”なのですが、まったく飽きずにどんどん読めちゃいます。

何故かってそれは主人公・シャーリーがとにかく可愛い…。
昨今ありがちな”萌え”とは一線を画した小動物的な可愛さも感じられます。
ハマる人なら一巻を読了する頃にはもう頭の中がシャーリーでいっぱいになっているはず。

そのうち、テキパキと仕事をこなすシャーリーと、13歳の少女にしてはすこし幼いようにも思える着せ替え人形で遊ぶシャーリーを見比べては「可愛い!!」と声を大にして叫んでいるはず。

本作品の魅力はこの「可愛い!」という一言に尽きます。
もちろん絵の表現力が高いこともその魅力を支える柱となっているのですが、前述したようにこの作品は商業誌でなく作者の個人誌に掲載されていた作品(要は趣味で描いていた作品)なので作者の趣味がそれはもうギチギチに詰まっています。

本当に好きなものだからこそ、こんなにも可愛く魅力的に『シャーリー』の世界を描けているのかもしれません。
一度読んだらもういいや…という作品ではなく、ずっと手元に置いておきたい漫画です。

「あ、今読みたい」と思った時に好きな話をパラパラと読むだけでも幸せな気持ちになれますし、何度読んでも、読む度にシャーリーの新たな可愛さに気付いたりするんです、これが。

単行本は第1巻が出てから11年経って2014年9月、ようやく第2巻が発売され全2巻。
完結という概念はこの作品にはないように思います。

いつか第3巻が発売されるのを期待しつつ、2巻とも買ってみてはどうでしょう?損はしませんよ。

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