不朽の名作『寄生獣』 

最近アニメ化や実写映画化など、様々なメディア展開が成されている漫画『寄生獣』。
今回はこの作品の魅力について紹介していきたいと思います。

『寄生獣』という作品タイトルのように、物語冒頭で多数の寄生生物が地球に降り立ちます。

寄生生物は人間の脳に寄生する(人間の人格を完全に奪うので”乗っ取り”と考えてもいいかもしれません)のですが、主人公、泉 新一のもとにやってきた寄生生物は彼の脳を奪うことに失敗、右手に寄生するにとどまります。

寄生生物”ミギー”と人間”泉 新一”

その寄生生物はのちに”ミギー”と名乗り始めますが、彼(彼女?)、本当にいい味を出しています。

ミギーは人間界のあらゆる情報を知りたがります。
その欲望が高じて日本語をたった一日でマスターするなど、驚異的な知能の高さを見せつけるのですが、彼(彼女?)のそれは単なる知識でしかありません。

人間とは違うひどく冷め切った考え方。
人間である新一とは意見の相違で度々衝突します。

しかし、衝突を重ねるにつれて、二人は意外にも友好的な関係を築いていきます。
この二人の関係、成長もこの物語の面白いところです。

魅力的なセリフ回し

作者・岩明均先生のセリフ回しもこの物語の大きな魅力のひとつです。
作者自身は物語に不自然な感じを与えないように、登場人物にとって自然なセリフを与えているるようなのですが、作者曰く”自然なセリフ”がどんどん胸に突き刺さる。

たしかに自然ではあるのですが、なにか別の意図を感じたり。
むしろ自然であるからこそなのかもしれません。
そんな独特なセリフ回しに注目して読み進めていくのも楽しいです。

寄生生物たち

寄生生物たちの食料は”人間”です。
人間が生きるために動物や植物を殺すように、寄生生物たちも生きるために人間を殺し、食します。

一体、このふたつの行為の間になんの違いがあるのか?
これはこの作品を通してのひとつのキーワードとなります。
この答えを模索し、考え、最終的に新一はひとつの答えを導き出します。

私たちが普段当たり前のように行っている”生きるために殺す”という行為の”殺される側”に私たち人間がなってしまったらどうするのか?
途方もないテーマです。
新一の答えは果たして正しいのか。
それはこの作品を読んでみて、あなたが決めてください。

1988年に連載がスタートし、1995年に連載が終了した作品『寄生獣』。
コミックスが単行本全10巻、完全版全8巻と、集めやすい巻数です。

全編を通して哲学的な問題提起があります。
その答えを探すのは新一であり、私たち読者でもあります。
この作品を読み終えたとき、あなたがなにを思うのか、どのような考えに至るのか。
本当に素晴らしい作品です。人生のバイブルとして、是非!

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