主人公は冴えない中年ヒーロー『いぬやしき』のあらすじネタバレ

今回紹介する作品は『いぬやしき』。
『GANTZ』等でおなじみの奥浩哉による新作コミックです。
単行本第一巻の表紙が挑戦的すぎると話題を呼んだ本作。
簡単なあらすじとともにこの作品の魅力を紹介していきたいと思います。

主人公は無力なサラリーマン(58歳)

主人公である犬屋敷 壱郎はうだつの上がらないサラリーマン。
その老い方は58歳にはとても見えません。
一見すると80台後半のようにも見えたり…。

人並みに正義感はあれども、電車内でけたたましく騒ぐ不良学生たちに立ち向かう勇気などはありません。

58歳にしてようやく建てたマイホームも「狭いし日当りが悪い」と子供たちから罵倒され、夜、ひとりでチェーン店の牛丼を食べているところを息子とその友人に目撃され「ああやって夜一人で牛丼食ってるサラリーマンってさ ああいう親父ってなにが楽しくて生きてんだろな。何で一人で食ってんだろ……家族とかいないのかな」と、四十歳以上年下の学生にさえ哀れみの言葉を投げかけられるようなかわいそうな主人公。
正直、犬屋敷氏に感情移入してしまうと物語序盤から涙が出そうになります。

動物愛護センターで引き取った愛犬・はな子だけが彼の心の拠り所だった彼に、さらに追い打ちをかけるように悲劇が降り掛かります。

それは胃がんの発覚。
医師には「もって三ヶ月」と診断されます。
それを伝えるために家族に電話をかけるも全員シカト。

絶望の中、公園ではな子を抱いて泣き喚いていると空からなにかが降ってきて辺り一面は光に包まれます。
その光は犬屋敷氏目がけて落ちてきて、爆発。

爆発のあと、彼はなにごともなかったかのように目を覚まし家路につきます。
あれは夢だったのか…。そんなことを考えながら。

爆発は夢ではなかった

公園で起きた爆発は決して夢などではありませんでした。
犬屋敷氏は一度死んだのです。
彼は何者かによって身体を改造され、犬屋敷壱郎という皮を被ったロボットにされてしまっていたのです。

食べ物を食べても味がしない。排泄もしない。
視力も人間とは思えないほど良くなっていたので今までかけていたメガネはもう必要ない。

腰の痛みもない。胃がんに侵されていた身体も、もうありません。彼は完全に人間の肉体を捨て、ロボットとして生き返ってしまったのです。

ヒーロー犬屋敷壱郎

ロボットとして生き返った彼の身体には数々の平気が搭載されている上、身体能力も飛躍的に上昇しているよう。
今まで中途半端な正義感を執行することができなかった彼に、その力が備わったのです。

この力を自覚してから、今までずっと周りの人間みんなにバカにされ、なにも成すことなく胃がんを言い渡され、家族にも見放されていた彼がついに生きる道を見出します。

学生数名のグループによる”ホームレス狩り”を撃退する話があるのですが、今までの哀れな犬屋敷氏がヒーローになっていく、そんな描写は心から嬉しいというか、「やったな!」と言ってやりたくなるというか、なんだかとても幸せな気持ちになります。

そんな心優しい、今まではただの哀れな老人のようだったヒーローが主人公のこの作品。
表紙で食わず嫌いせず、まずは一巻読んでみてはいかがでしょうか?
既刊2巻と、今から集めやすい巻数になっています。
まだまだ謎の多いこの作品、ヒット間違いなしです。

⇒ いぬやしき、全巻安く揃えるならこちら

関連記事

お気に入りの漫画のイッキ読み

不要な漫画の高額買取

2015新作アニメ

Twitter

Facebook

リンク集

最近の投稿