今年25周年。衰えることない「攻殻機動隊」の魅力とは

未だアニメやコミックというと、どうしても子どものための娯楽と捉える人も多いでしょう。
もしくは、ステレオタイプな「オタク」の外見イメージの男女がはしゃぐもの、と思っている人も多いようです。
しかしこちらはむしろはしゃぎながら見られるものではありません。かなり小難しい言葉や用語、そして全体的にシックな色で統一された画面は、とても子どもが大人しく見ていてくれるものではないからです。
そんな作品「攻殻機動隊」が今年25周年を迎えました。その間一切衰えることなく支持され続けているその魅力とは、いったい何なのでしょうか。

知識欲を刺激される

舞台は第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界が「地球統一ブロック」となり、科学技術が飛躍的に高度化した21世紀の日本。
物語の冒頭では「企業のネットが星を覆い、電子や光が世界を駆け巡っても、国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来」という文言が表示されます。
技術の発展によって「義体化」(サーボーグ化)が普及し、その割合は違えども多くの人が義体化、電脳化を経て直接インターネットに接続できるようになった世界です。
この技術説明の時点で見る気を失くしてしまう人もいるようですが、知識欲旺盛な人の多くはここで興味を惹かれているようです。
そして主人公たちは、そんな生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で起こるテロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ組織、内務省直属の攻性公安警察「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)に所属し秘密裏に活動します。
設立時における予算申請の名目が国際救助隊であったことから秘密組織として一般人にその存在を知られることなく少数精鋭の部隊という設定が、ハードボイルドな世界観を好む男性を中心に強く支持されています。

ハードな戦闘描写と電脳空間のダイブ感、可愛さのアクセント

まず知識欲の強い人が支持層に多いのは前述のとおりですが、そのほか色調の暗い画面で繰り広げられるハードな戦闘描写にも釘付けになる人は多いはず。
香港やチャイナストリートを思わせる雑然とした街で繰り広げられる銃撃戦や体術は、わけもなくドキドキワクワク、またはハラハラとさせてくれます。
そしてこの作品特有の、うなじのスロットから直接ネットに接続する「電脳へのダイブ」がまた3D体感アトラクションを体験しているかのような錯覚をも起こさせる出来栄え。
2011年に公開された映画「攻殻機動隊 S.A.C SOLID STATE SOCIETY 3D」でのこのダイブシーンは、劇場で少し酔ってしまった人もいるのでは?
しかしおカタいだけではここまでの人気が続くはずもありません。
この作品において重要なアクセントとなっているのが、一応「戦車」という位置づけをされている「思考戦車」である「タチコマ」の存在です。
クモをモデルとした多脚戦車でありながら自然言語だけでなくボディーランゲージやジェスチャーを用いた会話を行うため、人型とはかけ離れた外見でありながら仕草が妙に人間臭いのです。
その上声と口調が非常に可愛らしいので、殺伐とした作品世界における潤いエッセンスを充分に果たしています。

いかがでしょうか、「攻殻機動隊」。現在はこの「公安9課」設立以前の物語「攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」が放送中で、さらなるファンを魅了しています。
前回4部作構成で公開された劇場版「攻殻機動隊ARISE」をそれぞれ前後編に再編集し、さらに6月公開の「攻殻機動隊・新劇場版 ‎GHOST IN THE SHELL」に繋がる完全新作エピソードを含めた構成とのこと。
これまで興味がなかった人も、是非この「ARISE」からこの世界に浸ってみては?

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