名作『20世紀少年』あらすじ

1999年から2006年までビッグコミックスプリッツにて掲載され、大人気のまま完結し、実写映画化もされた漫画『20世紀少年』。そして続編にあたる『21世紀少年』。
今回はこの作品のレビューです。漫画好きと言いながらまだ本作を読んだことのない方、必読ですよ。

”カルト”の恐怖

本作の正式名称は『本格科学冒険漫画 20世紀少年』。どことなく昭和の漫画作品を思わせるサブタイトルですよね。本格科学冒険漫画って。
しかしその本格科学冒険漫画というサブタイトルはまやかしです。これ以上ないくらいまやかしです。
本作の正体は、とても雑にかいつまんで言えばカルト宗教の教祖が自分を仲間外れにしていた幼馴染みにものすごく規模の大きな仕返しをするという話。
巧みに練られたプロットが思わぬ場面で収束し、数々の伏線を回収していく様子や、あまりにも非現実的な事件ばかりが起こっているのに何故だか恐ろしいほどの現実感があったり…と漫画作品としてすごく高水準に達している作品です。誰が読んでも満足できる作品になっていると思うので、是非一読してみてください。

ストーリー

そうは言ってもあんまり興味が湧かない…という方のために簡単なあらすじをご紹介します。
これですこしでも興味が湧いてくれれば幸いです。

1960年代、ロック音楽全盛期。主人公・ケンヂたちは小学生男子の永遠の夢、秘密基地を原っぱに建設します。
それは草を結んで屋根を作っただけの平凡で簡素なものでしたが、ケンヂとその仲間たちはその秘密基地に漫画雑誌やラジオ、おもちゃ等を持ち寄ってそれなりに楽しく過ごしていました。ある日、ケンヂたちはスケッチブックに空想を書き連ねてそれを”よげんの書”と名付けます。

その”よげんの書”には未来に起こる(とケンヂたちが空想している)事態の数々が描かれていて、例えば”サンフランシスコに細菌がバラまかれる”、”ロンドンに細菌がバラまかれる”、”空港が爆破される”等の物騒な出来事が描かれています。

そして最後にはその未曾有の大災厄から地球を守るため”9人の戦士が立ち上がる”と記されています。いかにも子供の妄想という感じのこの”よげんの書”ですが、ケンヂたちが大人になってそんなものの存在を忘れた頃に、すこしずつ奇怪な事件がケンヂたちの身の回りで起こりはじめます。

事件はだんだんエスカレートしていき、ついにはサンフランシスコで細菌兵器による被害が発見されます。
ほどなくしてロンドンに飛び火。すこしずつ、ケンヂたちの描いた”よげんの書”の通りの事件が現実に起こり始めるのです。
その事件を操る謎の存在”ともだち”を止めるべく、大人になったケンヂたちが”9人の戦士たち”として立ち上がります。

子供の頃の記憶と、大人になって変化したものや環境が交錯し驚きの結末に辿り着く最終巻までページを繰る手が止まらなくなります。
『20世紀少年』は全22巻、最終章にあたる『21世紀少年』は全2巻。まだ読んでいないという方は是非!

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