子供たちの苦悩、葛藤、解放。『ぼくらの』あらすじ 

今回紹介したい作品は、鬼頭莫宏氏が月刊IKKIにて2004年から2009年まで連載していた、いわゆる”セカイ系”な作品『ぼくらの』。

人によって好き嫌いのハッキリ別れる作品であり、ハマる人はとことんまでハマる作品でもあります。
今までこの作品を知らなかった方、知ってはいたけど手に取ることは考えなかったという方に是非、このレビューを読んで単行本をお手に取っていただけたら、と思います。


15人の子供たちとゲーム

この物語の主人公は、夏休みシーズンの自然学校に参加していた14人の中学一年生と1人の小学四年生からなる、15人の子供たち。
彼らはそれぞれ人には言えない大きな闇を抱えていたり、壮絶な過去があったりと、一筋縄ではいかない子ばかりで。
そんな彼らがある日、ひょんなことからとある”ゲーム”へ参加することになります。

15人の子供たちは、自然学校の自由時間を使って近隣の海辺を散策していましたが、やがて大きな洞窟を見つけます。
やはり中学一年生といったら好奇心旺盛なもので、彼らは迷わず洞窟の中の探索を開始します。

かなり長い距離洞窟の中を歩くと、やがて人工物が多く置かれた部屋のようなところに出ます。
そこで出会った”ココペリ”と名乗る人物に「君たち、ゲームやらない?」と訊ねられます。
好奇心旺盛な彼らはほんのすこし迷う素振りを見せながらも、ココペリに促されるままなにやら椅子の背もたれのような形状の板に手をつけ”契約”を交わします。
その契約という行為が、後にとてつもない悲劇を巻き起こすのです。

アニメ解説

ココペリと契約をした日の晩、15人の子供たちが宿泊している施設からほど近い海上に500m超という超弩級サイズのロボットのようなものが現れます。
ほどなくして主人公たちのすぐ側に音もなく浮遊するマスコットキャラクターのようなものも現れます。
浮遊するマスコットは”コエムシ”と名乗り、子供たちを海上に出現したロボットのコックピットまでテレポートさせます。

コックピットと呼ばれるその空間は、ロボットアニメ、漫画にありがちな形状のものではなく、ごく普通のどこにでもあるような椅子が浮かんでいるだだっ広い白い空間で、椅子にはココペリが座っています。
コックピットから見える景色に、自分たちが今乗っているロボットとはまた違った姿のロボットのようなものが出現します。

ココペリと15人の子供たち、そしてコエムシの乗ったロボットはどうやらココペリが念ずることにより駆動するらしく、ロボット同士の戦いがはじまります。

“ゲーム”というのは、この500m超の巨大ロボットに乗って他のロボットを倒し、地球を守る、というとんでもないスケールのものだったのです。

ネタバレを避けるために、この先子供たちが直面する出来事には触れられません。
儚く、静かで、かなしく、最後にはなんだかさわやかな物語です。

単行本全11巻と集めやすい巻数ですので、一気読みしてもいいですね。
一気読みできるほどの精神の強さがあれば…ですが。

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