賛否両論、あなたはどう見る?ネットで話題の「保留荘の奴ら」

以前から何度か作品を取り上げているWEBコミックサービス「Comico」。
スマートフォンからも気軽にマンガを読むことができ、毎日10作以上の漫画を無料で読むことができるということで、現在中高生を中心に話題となっています。
しかしその中で、ネットで賛否両論、Comico内のコメント欄でも揉めに揉めている作品がこの「保留荘の奴ら」です。

物語は「裁判」から始まる

この「保留荘の奴ら」という作品、物語の出だしは裁判シーンから始まります。
裁判と言っても普通の裁判ではありません。日本人なら誰もが一度は耳にしたことのあるはずの「閻魔庁」での裁判です。
生前に善い行いをした人間は天国へ。逆に、悪いことをした人間は地獄へというお決まりの裁判ですが、登場する主人公には生前の記憶が全くありませんでした。
当然閻魔大王は生前の行いを全て知っていて、しかも主人公の罪状は閻魔庁がトイレットペーパー状になるほどの太巻きなのですが、この作品独自の霊界システムにより、天国と地獄に振り分けることができません。
そこで主人公は記憶を取り戻すまで、天国にも地獄にも行けない人のための「留国」という裁判結果となります。
そんな訳あって留国とされた魂が集まるアパート「保留荘」が舞台となっている作品です。

問題その1。登場人物のモデルが……

こちらの作品、問題の一端を担っているのが登場人物たちのモデル。
個性の強さがキャラクター化しやすかったのか、保留荘にいるのは世間でも名の知られた大量殺戮、世間を騒がせた殺人を行った人間ばかり……。
それも被害者のご遺族が存命していらっしゃる事件の犯人も美化されて元気に面白おかしく登場しているため、「いくらフィクションとして多少名前を変えていると言っても、良識としてこれはダメだろう」と批判の声が噴出。
作者本人が「モデルは自分で探してもらえると嬉しい」といった発言していることもあり、残虐な仕打ちを目の当たりにする子どもが多くなることも一因と思います。
デリケートな問題だと示唆する声に反し、作品のファンからは「歴史や過去の事件などに興味はなかったけれど、この作品で知ることができて勉強になる」「殺人鬼がモデルの作品なんてもっとたくさんある」という声も挙がっています。
確かにそういった一面もあると思いますが、この作品に批判が集まった理由は「残虐な行為をした人間が霊界において罰を受けることなく、楽しそうに暮らしている描写」が様々な刺激となった部分も多いのではないかと思います。

問題その2。特定症状を持つ人物に対しての蔑称の多用

さらに問題を深刻化させているのが、特定症状を持っている登場人物への蔑称を多用している点です。
一文字二文字の伏せ字はされているものの、あまりの多用ぶりに該当者が気分を害するのは当然とも思えます。
その上読者の大半が中高生とのことなので、面白半分の罵倒として使用されることも踏まえ、批判の声が出ているようです。

作者であるココなし。さんが現役の大学生であるということも考えれば、編集側からもう少し配慮することは出来なかったのか、せめて書籍化に際してできることはなかったのかという声が挙がるのも納得できるところです。
Comico運営も数多くの意見に「ギャグとして楽しめる範囲と判断している」と返していますので、もちろん個人による感覚の違いはあるかと思います。
問題視する声の中には「登場するキャラクター達が完全な創作であったなら設定として充分楽しめる」という意見もあるわけですから、多くのファンを獲得する技量、書籍化に値する魅力と能力は備えているとも思えます。
この問題、果たしてあなたはどう感じるでしょうか?無料で読めるComicoを中心に紛糾しているこの話題、一度正面から考えてみるのもいいかもしれません。

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